#1 介護って

 

はっきり言って辛いこと多いですよー。

それは世間様のイメージ通りとしかいえないくらいに。

 

施設にもよりますが、例えば重度の認知症だと話が通じませんしもはやさっき晩御飯を食べたことを普通に忘れます。

尿失禁便失禁をしたって気づけません。

外した入れ歯の洗浄液を飲みます、オマケに気分屋です。

 

こんな状態の人を何十人と相手にします。

中には偏屈な人もいます

 

私に構うな

それは私がやるからどこかへ行け

掃除なんて私には関係ない

 

 

貴方達はみんなそれが必要だからここに入ってんだよ!

団体行動しやがれ!

って言ってしまいたくなるのが、介護士になって1ヶ月の感想といったところです。

 

 

でもね、代わりにやり甲斐じゃなくて、嬉しいことも見つけてます。

それはお互いにありがとうと言えることです。

 

僕たちはお世話するんじゃないんです、

お世話させていただくんです。

この差は何かっていうと

決して僕らは立場が下って意味じゃないんです。

一種の戒めです

お世話する はいつか お世話してあげてる に代わっていきます。

そうすると世間でいう高齢者虐待につながりかねません。

さっきの認知の人の例覚えてますか?

例え叩いてもきっとそんなことさえ忘れちゃうんです。

それならなにしてもよくなっちゃいますよね。

 

だから

お世話させていただいてる とこちらは思って丁寧に行うんです。

そしたら一部の面倒な人以外はきっとありがとうという言葉をくれます。

僕の担当することの多い人でこう言う人がいます。

 

 

「お世話様です、こんな年寄りのおむつの交換なんて辛いでしょう?

ごめんね、お世話様です」

 

 

こんな風に言ってる人がいるんです。

この言葉聞いてる時に少し泣きそうになりました私は。

だって、なんで生きてることが申し訳ないことになるんでしょう。

お金まで払ってケアを買ってるんですし、私は仕事としてこの職を選んでますから気にしないで?

 

とこういう人には思いますよね。笑

 

そんな人ばかりじゃないのが現実ですけど、この人たちのために私は頑張れてます。

 

 そして今日1ヶ月経って施設長と面談を行いました。 

どうだ?続けたいか?

 

 

その時素直に言えました

 

「1ヶ月でやり甲斐を見つけました、辛いこともありましたけどそれを超えるやり甲斐を見つけられたので続けます。」

 

そう言って私は介護士を続けることを決めました。

 

すると来年度から出世研修を受けれることになりそうで、何度か本社に通い一年が過ぎたらどこかで役職につくらしいんです。

 

まだ先の話だけど、少し楽しみです。

 

 

 

 

話を戻します。

皆さんの介護のイメージはなんですか?

きっと3Kの職場です

臭い・きつい・汚い

それが目の前にある世界です。

 

でもそれでもやり甲斐を見出せる人がいてその世界で働く人がいることを忘れないでください。

 

そしてもし職に迷って

いやー介護なら就職先あるからー

みたいに軽い気持ちで来る人は覚悟してください。

この世界やり甲斐見つけないと地獄行きですから。

 

 

 

以上、第一回

介護って

 

でした